二重あごに見える輪郭をヒアルロン酸4ccで整える考え方
二重あごのように見える印象が、脂肪量だけでなく、頬の平坦さやあご周囲の影、こめかみから顎先までのつながりで強まっていることがあります。ヒアルロン酸4ccを使った1か月後の症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2024年11月16日
- 公開日
- 2024年11月16日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。


Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、フェイスラインのもたつき感を『脂肪が多いから』と一律に考えるのではなく、頬の平坦さやあご周囲の影、輪郭の終点の位置も合わせて確認しています。
元記事のように、脂肪量がそこまで多くないケースでは、こめかみ、頬、下顎骨外側、あご周囲のつながりを整えることで印象が変わることがあります。
診察では、脂肪吸引のような量を減らす治療が向くか、輪郭の支えを補う方が整理しやすいかを分けて説明しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
フェイスラインのもたつきや二重あごのような見え方は、皮下脂肪だけでなく、中顔面の平坦さ、あご先の位置、下顎骨周囲の影が重なって強く見えることがあります。
ヒアルロン酸フィラーは、単に一部を膨らませるためではなく、頬の立体感や輪郭の終点を整えて、線のつながりを自然に見せる目的でも使われます。
そのため、輪郭治療では『量を減らすかどうか』だけでなく、『どこへ支えを戻すと余白感が減るか』を考えることが大切です。
二重あごのように見える印象が、脂肪だけで決まらないことがあります
元記事では、脂肪量はそこまで多くない一方で、頬が平坦で、顎中央の突出と周囲の影が重なって二重あごのように見えていたことが示されています。
実際の診療でも、フェイスラインの悩みは脂肪の量だけでなく、どこに立体感が足りず、どこで影が強く出ているかで整理した方が分かりやすいことがあります。
頬・こめかみ・あごのつながりが整うと、輪郭の余白感が変わって見えます
今回の症例では、頬中央にチークトップを作り、こめかみや下顎骨外側、あご周囲にも配分したことで、こめかみから顎先までのラインがまとまったことが示されています。
このように輪郭治療では、一か所だけでなく複数部位のつながりを整えることで、すっきりした印象に見えることがあります。
1か月後は、輪郭のつながりを落ち着いて見直しやすい時期です
ヒアルロン酸の輪郭治療では、直後の腫れや違和感が落ち着いてから、どこまで自然につながっているかを確認することが大切です。
元記事のような1か月後の比較は、頬、こめかみ、あごの支えがどの程度まとまって見えるかを整理しやすい時期といえます。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- 4cc使用時の目安 ¥308,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
元記事ではボリューマ4本による設計が示されています。頬、こめかみ、下顎骨外側、あご周囲のどこまで整えるかで必要本数は個別に変わります。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、左右差、圧痛、触れたときの違和感がみられることがあります。
- こめかみ、頬、あご周囲を含む輪郭治療では、凹凸感やむくみ、まれな血流障害など重い合併症にも注意が必要です。
- 脂肪量だけを前提に治療を進めるとズレが生じることがあるため、骨格や影の出方も含めて評価することが大切です。
当院では、『二重あごに見える』という悩みでも、脂肪だけでなく頬の立体感やあご周囲の影を分けて見ながら治療方針を考えています。
References
根拠文献・専門情報
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
顔面老化を深部構造から整理し、注入治療の優先順位を考えるためのレビューです。
-
Hyaluronic Acid Fillers for Midface Augmentation.
中顔面の支持やボリューム補正でヒアルロン酸をどう使うかをまとめたレビューです。
-
Facial Contouring by Using Dermal Fillers and Botulinum Toxin A: A Practical Approach.
輪郭形成におけるフィラーの役割と設計の実際をまとめたレビューです。
-
The Application and Efficacy of Hyaluronic Acid Fillers for Chin Augmentation.
顎形成におけるヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. 二重あごのように見える悩みは、脂肪だけが原因ですか?
一律ではありません。頬の平坦さ、あご周囲の影、輪郭の終点の位置などが重なると、脂肪が多くなくてもそう見えることがあります。
Q. フェイスラインが気になるのに、頬やこめかみへヒアルロン酸を考えるのはなぜですか?
輪郭は一部位だけで決まらず、頬やこめかみからあごへのつながりで見え方が変わるためです。支えを戻す位置によって余白感が変わることがあります。
Q. 輪郭のヒアルロン酸で注意することはありますか?
腫れや内出血、左右差、凹凸感のほか、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。脂肪だけを前提にせず、影や骨格も含めて評価することが大切です。
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