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ニキビ跡でトライフィルプロ瘢痕モードをどう使うか

ニキビ跡の凹みは、深さや癒着の強さが部位ごとに異なるため、同じ施術でも当て方が変わります。額と頬のニキビ跡に対して、トライフィルプロ瘢痕モードをどう位置づけるかを整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2024年4月24日
公開日
2024年4月24日
更新日
2026年7月9日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. ニキビ跡は、凹みの深さと癒着の強さで見方が変わります
  4. トライフィルプロ瘢痕モードは、1つずつ狙いたい瘢痕で候補になります
  5. 薬剤併用や複数回の経過で、少しずつ再構築を見ます
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、ニキビ跡をひとまとめにせず、顔全体の浅い凹凸なのか、1つずつの瘢痕が硬く残っているのかを先に分けて確認しています。

額や頬のように部位差がある場合は、皮膚の厚みや動き方も踏まえて、トライフィルプロ瘢痕モードで局所を狙うか、別の治療を先にするかを決めています。

ジュベルック併用では、単発の変化だけでなく複数回の反応を見ながら、どの瘢痕を残し、どこを追加するかを調整する進め方を重視しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

萎縮性ニキビ跡では、癒着を切り離すサブシジョン、表面を再構築するエネルギーデバイス、コラーゲン産生を促す注入治療などを組み合わせる考え方が一般的です。

トライフィルプロのようなマイクロサブシジョンと薬剤導入を組み合わせる発想は、局所の凹みや硬い瘢痕を見たい場面で応用されていますが、装置名そのものよりも、どの層へどう届けるかが重要です。

そのため、額や頬のニキビ跡では、瘢痕の型、深さ、活動性ニキビの有無を確認しながら、局所治療か全顔治療かを選択します。

ニキビ跡は、凹みの深さと癒着の強さで見方が変わります

同じニキビ跡でも、浅い凹凸が広く散っているのか、1つずつの瘢痕が硬く引き込まれているのかで、向く処置は変わります。

特に額と頬では皮膚の厚みや動き方が違うため、部位ごとに深さを見ながら治療を考えることが大切です。

トライフィルプロ瘢痕モードは、1つずつ狙いたい瘢痕で候補になります

トライフィルプロ瘢痕モードは、瘢痕を1つずつ見ながら、浅い層の癒着や引き込みへ局所的に対応したい場面で組み込みやすい治療です。

顔全体の赤みや毛穴を広く見たい治療とは役割が異なり、局所の凹みをどこまで優先するかで使い分けます。

薬剤併用や複数回の経過で、少しずつ再構築を見ます

ジュベルックのような薬剤を併用する場合は、瘢痕の底上げや肌の再構築を時間をかけて見ていく考え方になります。

1回だけで判断するより、内出血や赤みの許容度、瘢痕の反応をみながら回数と範囲を調整する方が整理しやすいことがあります。

費用の目安

  • トライフィルプロ・薬剤導入 全顔(〜300Shotsジュベルック込) 1回 ¥99,000
  • トライフィルプロ・シワ瘢痕治療 1箇所(ジュベルック込み) ¥18,000
  • サブシジョン 2×2cm ¥33,000 / 5×5cm ¥66,000
  • 薬剤(ジュベルック) 1cc ¥33,000 / 3cc ¥55,000

局所の瘢痕だけを狙うか、全顔の薬剤導入まで含めるかで費用は変わります。実際の範囲と回数は診察でご案内します。

リスク・副作用・注意点

  • 施術を受けられない場合として、妊娠中、強い炎症や感染症がある場合、使用薬剤への過敏症がある場合などがあります。
  • 副作用として、赤み、腫れ、内出血、色素沈着、かさぶた、熱感、針の跡、点状出血、皮下気腫などがみられることがあります。
  • 施術当日の飲酒、激しい運動、サウナ、入浴は避け、施術後は乾燥と日焼けに注意が必要です。

ダウンタイムは局所治療か全顔治療か、併用薬剤の有無で変わります。実際の注意点は診察時の説明をご確認ください。

References

根拠文献・専門情報

  1. Am J Clin Dermatol. 2018

    Acne Scarring Management: Systematic Review and Evaluation of the Evidence.

    萎縮性ニキビ跡に対する複数治療の組み合わせを整理した系統的レビューです。

  2. Dermatol Ther. 2022

    Subcision in acne scarring: A review of clinical trials.

    サブシジョンの有効性と安全性を、臨床試験を中心にまとめたレビューです。

  3. Dermatol Ther (Heidelb). 2023

    Needle-Free Jet Injection of Poly-(Lactic Acid) for Atrophic Acne Scars.

    ポリ乳酸系製剤を用いた瘢痕治療と、真皮内分布を意識したデリバリーの考え方を報告した論文です。

  4. J Clin Aesthet Dermatol. 2022

    A Comprehensive Review of Non-Energy-Based Treatments for Acne Scarring.

    サブシジョン、注入治療、ケミカルリコンストラクションなど、非エネルギー系治療を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. トライフィルプロはどのようなニキビ跡に向いていますか?

1つずつの凹みや、浅い癒着を伴う瘢痕を局所的に見たい場面で候補になります。顔全体の赤みや毛穴を広く見たい治療とは役割が異なります。

Q. 額と頬では同じように治療しますか?

一律ではありません。皮膚の厚みや動き方が違うため、深さや範囲をみながら当て方を調整します。

Q. 何回くらいで考えますか?

瘢痕の深さや範囲で変わります。1回ごとの反応をみながら、複数回で少しずつ再構築をみていくことがあります。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。