シミの数が多い肌・雀卵斑をルビートーニング5回で治療した症例
細かなシミや雀卵斑が広く分布する肌では、個々の病変を強く照射する方法だけでなく、全顔へ低侵襲に回数を重ねる治療が候補になります。ルビートーニング5回後の症例を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2023年10月9日
- 公開日
- 2023年10月9日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。


Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、シミの数が多い方を一律に同じ出力で治療せず、雀卵斑、日光黒子、肝斑の混在を確認します。
元記事の症例では、ルビートーニング5回後に細かな色素の数と全顔の色調を評価しています。
ダウンタイムを抑えることを重視しながらも、色素沈着のリスクがゼロではないことを説明しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
ルビーフラクショナルトーニングは、全顔の色ムラやくすみを少しずつ整えながら、肌質変化もあわせて見たいときに候補になる治療です。
初期は2から3週間ごとに反応を見ながら回数を重ね、その後は1から2か月ごとのメンテナンスへ移る設計が使われることがあります。
肝斑が混在する場合や外用刺激が強い場合は、反応を見ながら慎重に出力や間隔を調整することが重要です。
シミの数が多いときは、全顔の色ムラとして評価します
細かな色素が広く分布すると、一つずつの治療より全体の色調を段階的に整える方が合う場合があります。
ただし雀卵斑、日光黒子、肝斑では反応が異なるため、診断を分けます。
5回後は、シミの数と肌全体の明るさを分けて見ます
元記事では5回後にシミ数の減少と肌全体の色調変化を確認しています。
撮影条件の影響もあるため、同じ照明で個々の病変と全顔を評価します。
ダウンタイムが少ないことと、リスクがないことは同じではありません
強いかさぶたを作らない設計でも、赤み、乾燥、薄いかさぶた、炎症後色素沈着が生じることがあります。
紫外線対策と摩擦予防を続けることが重要です。
費用の目安
- 全顔(看護師施術)1回 ¥16,500 / 1クール目5回 ¥66,000 / 2クール目以降5回 ¥55,000 / 医師施術 1回 ¥27,500
初期クールとメンテナンス継続では回数設計が変わることがあります。外用併用や肌状態で提案内容は変わるため、診察時にご確認ください。
リスク・副作用・注意点
- 照射後に数時間から当日中の赤み、乾燥がみられることがあります。
- 1週間以内に薄いかさぶたができることがあります。
- 炎症後色素沈着が生じることがあり、元の肌状態に戻るまで3カ月以上かかることがあります。
紫外線対策、保湿、摩擦予防、外用刺激の調整が大切です。肝斑が混在する場合は診察で慎重に適応を確認します。
References
根拠文献・専門情報
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Efficacy of 694-nm Q-switched ruby fractional laser treatment of melasma in female Korean patients.
694nm Qスイッチルビーフラクショナルレーザーの反応を報告した論文です。
-
Laser eradication of pigmented lesions: a review.
色素性病変に対するレーザー治療の考え方を整理したレビューです。
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Update on Melasma Treatments.
肝斑や色素性病変の治療で、手技と維持療法をどう組み合わせるかを整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. シミが多い場合は一つずつ取る方がよいですか?
病変の種類と分布によります。全顔トーニングが向く場合と、局所治療を組み合わせる場合があります。
Q. 雀卵斑にもルビートーニングを使いますか?
候補になることがありますが、再発や新生もあり得るため、紫外線対策と長期的な管理が必要です。
Q. ダウンタイムはまったくありませんか?
強い反応を避ける設計でも、赤み、乾燥、薄いかさぶた、色素沈着が生じることがあります。
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