ヒアルロン酸1ccで鼻とあご先を整えて、横顔の骨格感を考える
鼻背とあご先は、横顔の軸や骨格感を左右する部位です。ヒアルロン酸1ccで鼻とあご先を整えた症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2023年7月29日
- 公開日
- 2023年7月29日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、鼻背とあご先のヒアルロン酸を『部位ごとの高さ出し』としてではなく、横顔の軸をそろえる治療として考えています。
元記事でも、ホリを深くしたいという希望に対して、鼻とあご先の両方を見た設計が示されています。
診察では、鼻だけ、あごだけを強調せず、横顔で見たときに骨格感が自然につながる位置を優先して説明しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
鼻背とあご先は、横顔の輪郭線やEラインの見え方に影響する代表的な部位です。
ヒアルロン酸フィラーは、突出量を増やすためだけでなく、顔全体の軸や骨格感の見え方を整える目的でも使われます。
そのため、鼻とあご先の治療では、それぞれを単独で高くするより、両者のバランスが合っているかを考えることが大切です。
鼻背とあご先は、横顔の軸をそろえる部位です
元記事では、鼻背とあご先を同時に整えることで、ホリが深く見えたことが示されています。
実際の診療でも、鼻とあごは別々の部位ですが、横顔では一本の軸として見えるため、同時に評価した方が自然なことがあります。
1ccでも、鼻とあご先に役割を分けると骨格感が変わります
1ccという少量でも、どこへ支えを足すかが合うと、鼻筋やあご先の見え方が変わって骨格感が整理されることがあります。
今回のように鼻とあごへ役割を分ける設計では、本数の多さより、配分と角度の方が結果に影響しやすくなります。
高くすることより、つながりを乱さないことが自然さにつながります
鼻だけを高くしすぎる、あごだけを前に出しすぎると、写真では目立っても実際には不自然に見えることがあります。
当院では、鼻背から口元、あご先までのつながりを見ながら、横顔の中で違和感が出ない範囲に整えることを重視しています。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
元記事ではボラックス1ccによる設計が示されています。鼻背とあご先のどちらへどの程度配分するかで、必要量や総額は個別に変わります。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、圧痛、左右差、触れたときの違和感が一時的にみられることがあります。
- 鼻背やあご先では血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
- 高さだけを優先すると不自然な突出につながるため、鼻とあご先のつながりを見ながら調整することが大切です。
当院では、鼻だけを高くする、あごだけを前に出すという発想ではなく、横顔全体の軸が自然に見えるかを確認しながら配分しています。
References
根拠文献・専門情報
-
The Application and Efficacy of Hyaluronic Acid Fillers for Chin Augmentation.
顎形成におけるヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を整理したレビューです。
-
Facial Contouring by Using Dermal Fillers and Botulinum Toxin A: A Practical Approach.
輪郭形成におけるフィラーの役割と設計の実際をまとめたレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
-
Adverse Events Associated with Hyaluronic Acid Filler Injection for Non-surgical Facial Aesthetics: A Systematic Review of High Level of Evidence Studies.
ヒアルロン酸注入に伴う有害事象を整理した系統的レビューです。
よくあるご質問
Q. 鼻とあご先は一緒に見る方がよいのですか?
横顔の軸としてつながって見えるため、一緒に評価した方が自然なことがあります。どちらか一方だけを強調するとアンバランスに見えることがあります。
Q. ヒアルロン酸1ccでも変化は出ますか?
出ることがあります。少量でも、鼻背とあご先の役割が合えば、横顔の骨格感やEラインの見え方が整理されることがあります。
Q. 鼻やあごのヒアルロン酸で注意することはありますか?
腫れや内出血、左右差のほか、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。高さだけを優先せず、全体バランスを見ながら調整することが大切です。
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