おでこ・こめかみをヒアルロン酸4ccで整えるときのダウンタイムの考え方
おでこやこめかみのヒアルロン酸は、痛みやダウンタイムが強いイメージを持たれやすい部位です。ヒアルロン酸4ccで上顔面を整えた症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年11月19日
- 公開日
- 2022年11月19日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、おでことこめかみのヒアルロン酸治療を『上顔面の丸みをつなげる治療』として考えています。
この部位は痛そう、ダウンタイムが長そうという印象を持たれやすい一方で、実際には他部位と大きく変わらない経過のこともあります。
診察では、凹みの範囲だけでなく、ダウンタイムや痛みへの不安も含めて共有し、自然に見える範囲で整えることを重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
おでこやこめかみは、骨格の形、皮下組織の厚み、加齢に伴う軟部組織の減少で凹みや影が出やすい部位です。
ヒアルロン酸フィラーは、局所の凹みを補うだけでなく、上顔面全体の丸みと光の反射を整える目的でも使われます。
一方で、上顔面は血管走行や筋肉の動きへの配慮が必要な部位であり、変化だけでなく安全性や経過の見方を含めて説明することが重要です。
上顔面のヒアルロン酸は、痛みやダウンタイムの印象が先行しやすい部位です
元記事でも、まず『痛い・ダウンタイムが長い』というイメージに触れています。
上顔面は見た目の変化が大きいため不安を持たれやすい一方で、実際には他部位と同程度の経過で落ち着くこともあります。
おでことこめかみは、つながりを見ながら整えます
おでことこめかみは別々の部位に見えても、上顔面ではひと続きの丸みとして見られます。
そのため、一か所だけでなく、影のつながりを見ながら補うと自然な変化につながりやすくなります。
ダウンタイムは事前共有すると不安を減らしやすくなります
痛みや腫れの出方には個人差がありますが、どの程度の経過が一般的かを事前に共有すると、治療後の見通しが持ちやすくなります。
当院では、変化だけでなく、経過の見え方や注意点も含めて案内することを重視しています。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- 前額施術料 ¥22,000 / カテラン針使用料 ¥11,000
おでことこめかみを同時に整えるときは、範囲や目標の丸みによって必要本数と施術料が変わります。
リスク・副作用・注意点
- 内出血、一時的な腫れや痛み、頭痛、違和感が出ることがあります。
- 上顔面では血流障害や遅発性反応など重い合併症に注意が必要です。
- ダウンタイムは他部位と大きく変わらないこともありますが、範囲が広い場合は腫れ方に個人差があります。
上顔面は見た目の変化だけでなく、安全性とダウンタイムの説明が重要です。当院では、痛みや腫れの出方も含めて事前に共有しています。
References
根拠文献・専門情報
-
Aesthetics and Rejuvenation of the Temple.
こめかみの解剖と、若々しい凸面をどう再建するかを整理したレビューです。
-
Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.
各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの使い分けを整理したレビューです。
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
顔面老化を深部構造から整理し、注入治療の優先順位を考えるためのレビューです。
-
Adverse Events Associated with Hyaluronic Acid Filler Injection for Non-surgical Facial Aesthetics: A Systematic Review of High Level of Evidence Studies.
ヒアルロン酸注入に伴う有害事象を整理した系統的レビューです。
よくあるご質問
Q. おでこのヒアルロン酸は他の部位よりダウンタイムが長いですか?
一律ではありません。範囲や体質で差はありますが、他の部位と大きく変わらない経過で落ち着くこともあります。
Q. おでことこめかみは一緒に整えた方がよいですか?
影のつながりによっては、一緒に見た方が自然な丸みにつながることがあります。どこまで整えるかは診察で確認します。
Q. 上顔面のヒアルロン酸で注意することはありますか?
内出血や腫れ、頭痛などがみられることがあり、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。安全性を優先して段階的に調整することが大切です。
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