クマとり後に涙溝が残るときの追加治療の考え方
クマとり後にふくらみは改善しても、涙溝や頬の凹みが残って見えることがあります。1か月後に見直すポイントと、追加治療をどう考えるかを整理します。
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この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年2月22日
- 公開日
- 2022年2月22日
- 更新日
- 2026年7月9日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



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目次
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当院・医師の見解
当院では、目の下のクマを『色』だけで判断せず、骨の凹みで影が強いのか、眼窩脂肪の突出でふくらみが強いのか、その両方が混在しているのかを先に確認しています。
凹み主体ならヒアルロン酸で支えを補う治療が合いやすく、膨らみ主体なら脱脂のように原因そのものへ対応する治療が必要になることがあります。
ご相談では、最初から複雑にしすぎず、術後の腫れや色味の変化を見ながら、1か月前後で再評価して必要な追加を考える進め方を重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
目の下のクマには、構造的な影、脂肪の突出、色素沈着、血管透見など複数の要因がありますが、治療方針を大きく左右しやすいのは凹みとふくらみの構造変化です。
加齢に伴う眼窩周囲の骨格変化や靱帯の影響で涙袋の下に溝が目立つことがあり、逆に眼窩脂肪の前方突出が強いと段差と影が目立ちやすくなります。
そのため、クマ治療では『色を消す』前に、凹みなのか、ふくらみなのか、あるいは両者の混在なのかを見分けることが重要です。
1か月後は膨らみの改善と残る影を分けて見ます
1か月後は、脱脂で改善した膨らみと、まだ残る涙溝や頬の凹みを分けて考えやすい時期です。
ふくらみが取れた結果として、もともとあった凹みが見えやすくなることもあるため、影の原因をもう一度整理することが大切です。
涙溝や頬の凹みは手術だけでは消えないことがあります
クマの中には、膨らみだけでなく骨格の凹みや頬のボリューム低下が重なっていることがあります。
その場合、脱脂だけでは涙溝や青みが残ることがあり、手術とは別に支えを補う治療を考える余地があります。
PRPやヒアルロン酸は必要な方だけ追加で考えます
1か月前後で見直したうえで、涙溝や頬の凹みが気になる場合に限って、ヒアルロン酸や脂肪注入、PRPなどの追加治療を検討することがあります。
切除のみで十分満足される方も多いため、最初から同時施術にせず、経過を見ながら必要性を判断する進め方が整理しやすいと考えています。
費用の目安
- クマとり手術の費用は、術式、麻酔方法、追加治療の有無で変わるため、診察でご案内しています。
涙溝や頬の凹みに対してヒアルロン酸や脂肪注入を追加するかどうかで総額は変わります。術後経過を見て必要な方だけ追加治療を検討します。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、痛み、左右差、軽度の凹凸の残存などがみられることがあります。
- 創部から少量の出血や、術後早期の赤み、違和感が数日続くことがあります。
- 涙溝や頬の凹みが残る場合は、後日あらためて追加治療を検討することがあります。
クマとり手術では、術直後と1か月後で見え方が変わるため、早期の印象だけで追加治療を決めず、経過を見ながら判断することが大切です。
References
根拠文献・専門情報
-
Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.
目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。
-
Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.
涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。
-
Efficacy and Safety of Hyaluronic Acid Filler for Correction of the Infraorbital Hollows.
涙袋下の凹みに対するヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を報告した研究です。
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
眼窩周囲を含む顔面老化の深部構造変化を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. 目の下のクマはヒアルロン酸だけで改善しますか?
凹み主体のクマではヒアルロン酸が候補になりますが、脂肪の突出が強い場合はそれだけでは整理しにくいことがあります。原因の割合で考えることが大切です。
Q. 脱脂をすると必ず凹みますか?
必ずではありませんが、元の骨格や脂肪の量、取り方によって見え方は変わります。凹みのリスクを含めて、どの治療が主役かを診察で見極めることが重要です。
Q. 術後はいつごろ評価しますか?
腫れや色味の変化が落ち着くまでに時間がかかることがあるため、当院では1か月前後で最終評価に近い見直しを行うことがあります。
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