皮膚腫瘍
2024-11


『皮膚腫瘍』
当院では年間300例程度の皮膚腫瘍切除を行っており、皮膚科からの手術と検査目的の紹介が7〜8割です。その中で悪性腫瘍は多くて年間で数例ですが、見逃さないように治療を心がけています。今回の患者様は、基底細胞癌に対して全切除後鼻唇溝皮弁で再建し、術後6ヶ月テーピングを行いました。経過写真を共有していただき、ご協力ありがとうございます。
基底細胞癌は皮膚癌の中では最も頻度が高く、中年以降の顔面の正中部に多く発生します。見た目はホクロに似ているため、疑わしい時は腫瘍の一部を生検し、病理検査で確定診断したます。そのあと手術で全切除を行いますが、基底細胞癌は辺縁3mm離して摘出すれば充分に取り切れます💉
切除欠損に対しては、小さい欠損の場合には切除縫縮が可能ですが、特に顔面の場合は、目立たない瘢痕とすべく何らかの工夫が必要となります。最も多い再建方法は局所皮弁術です。手術後は、瘢痕が成熟するまでの数ヶ月間のテーピングが必要です✂️