症例紹介ニキビアドバテックス

赤み治療の主な選択肢と使い分け

赤み治療では、見えている赤みの種類と、同時にある肝斑やニキビ、ダウンタイムの許容度によって選び方が変わります。ここでは当院で重視している判断軸と、一般的な治療の考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

監修日
2026年7月6日
公開日
2026年2月16日
更新日
2026年7月6日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

赤み治療でAdvaTX、IPL、Vbeamの適応や特徴を比較した図

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 治療法を選ぶ前に見る3つの軸
  4. AdvaTXが向くケース
  5. IPLとVbeamをどう考えるか
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、赤み治療のデバイス選択を、見えている血管や炎症の深さと形、ダウンタイムの許容度、肝斑やニキビなどの合併症状の3点で整理しています。

炎症性の赤みやニキビ後の赤み、肝斑を併発していて強いダウンタイムを避けたい場合には、アドバテックスのように複数の要素をまとめて見やすい治療を候補にします。

一方で、太い血管や構造的に明瞭な血管病変が主訴のときは、別の血管系デバイスが適することもあるため、診察では赤みの成分を分けて判断しています.

General Medical Information

一般的な医学情報

赤み治療は、酒さ、炎症後紅斑、毛細血管拡張、色調の不均一、肝斑やニキビの合併など、何が中心かで考え方が変わります。

一般的なガイドラインでは、酒さの血管成分に対してレーザーや光治療が選択肢になり得ますが、どの機器が合うかは病型や症状の重なり、ダウンタイム許容度によって変わります。

特に肝斑や活動性の炎症がある場合は、色調改善だけを目的に面で照射する治療が合わないこともあり、慎重な適応判断が必要です。

治療法を選ぶ前に見る3つの軸

赤み治療を選択する際は、ターゲットの深さと形状、ダウンタイムの許容度、肝斑やニキビなどの合併症状の有無を最初に整理します。

同じ赤みでも、炎症が主体なのか、血管拡張が主体なのか、色調全体を整えたいのかで、優先すべき治療が変わります。

AdvaTXが向くケース

アドバテックスは、炎症性の赤みやニキビ後の赤み、酒さ成分があり、肝斑も併発しているような症例で候補になりやすい治療です。

ダウンタイムや痛みを抑えながら、血管成分だけでなく皮脂や肌質も一緒に見ていきたい場合に、診療上の選択肢になりやすいと考えています。

IPLとVbeamをどう考えるか

IPLは、赤みだけでなく顔全体の色調を広く整えたい場合に候補になりますが、肝斑や活動性の高い炎症がある場合は慎重な適応判断が必要です。

Vbeamのような血管系デバイスは、太い血管や面状の赤み、血管病変が主訴のときに候補になりますが、紫斑などのダウンタイムを許容できるかが分岐点になります。

費用の目安

  • ニキビ・肝斑・赤ら顔(589+1319nm) 全顔 (スポット照射込み) 1回 ¥30,000 / 5回 ¥139,000 / 顎下 (オプション) 1回 ¥6,000

公式料金表を2026-07-06に取得して自動整理しています。適応や範囲、回数、薬剤追加の有無で費用は変わることがあります。

リスク・副作用・注意点

  • ①「ターゲットの深さと形状」 ②「ダウンタイムの許容度」 ③「肝斑・ニキビなど合併症状の有無」
  • ①AdvaTX(アドバテックス)の適応 炎症性の赤み(酒さ・ニキビ)や、肝斑を併発している症例において優位性があります。589nmと1319nmの2つの波長を用いることで、ダウンタイムや痛みを最小限に抑えつつ、血管凝固と同時に皮脂抑制や肌質改善が可能です。太い血管閉塞には向きませんが、ダウンタイムを避けたい場合に論理的な選択肢となります。
  • ③Vbeam(Vビーム)の適応 構造的に明確な「血管病変」の破壊に特化しています。面状の赤みや太い血管、血管腫が主訴の場合に高い破壊力を発揮します。治療後に紫斑(内出血)が生じるリスクが高いため、ダウンタイムを許容できるかどうかが選択の分岐点となります。

References

根拠文献・専門情報

  1. 日本皮膚科学会

    尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023

    酒さの病型別治療と、理学療法・レーザー治療の位置づけを整理した国内ガイドラインです。

  2. Br J Dermatol. 2020

    Recommendations for rosacea diagnosis, classification and management: update from the global ROSacea COnsensus 2019 panel

    複数の症状が重なる酒さで、表現型ごとに治療を組み立てる考え方を整理した国際コンセンサスです。

  3. J Dtsch Dermatol Ges. 2026

    Laser and energy-based devices for treating rosacea – a systematic review and network meta-analysis

    酒さに対するレーザー・エネルギーデバイス治療を比較した系統的レビューです。

  4. J Cosmet Dermatol. 2024

    Meta-Analysis of the Efficacy of Intense Pulsed Light and Pulsed Dye Laser Therapy in the Management of Rosacea

    IPLとPDLの有効性を比較したメタ解析です。

よくあるご質問

Q. 赤み治療で最初に何を見てもらいますか?

赤みの見え方だけでなく、血管の太さや分布、炎症の有無、肝斑やニキビの合併、ダウンタイムの許容度を確認して、治療の優先順位を決めます。

Q. アドバテックスはどのような方に向きますか?

炎症性の赤み、ニキビ後の赤み、肝斑を併発しているケースなどで、強いダウンタイムを避けながら複数の要素をまとめて見たい場合に候補になります。

Q. IPLやVbeamが合うのはどのような赤みですか?

顔全体の色調を広く整えたい場合はIPL、太い血管や血管病変が主な場合はVbeam系の治療が候補になりますが、実際は炎症や肝斑の有無も含めて適応を判断します。

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