赤みが出やすい肌で美容液をどう選ぶか
赤みが出やすい肌の美容液は、刺激直後の赤み、乾燥、炎症性の丘疹、持続する血管性の赤みを分けて選びます。ロザトロールは、赤みと皮脂・ざらつきが気になる肌の日常ケアとして、朝晩の洗顔後に組み込む50mLの美容液です。
Medical Information
この記事について
- 執筆医・監修医
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年8月9日
- 公開日
- 2025年5月2日
- 実質更新日
- 2026年8月9日

Contents
目次
ロザトロールは赤み・皮脂・肌表面を一つのスキンケアで整える美容液です
ロザトロールは、赤ら顔、皮脂、酒さに伴う肌悩みへ向けたゼオスキンヘルスの美容液です。50mL・16,500円(税込)で、赤みを穏やかに整えること、過剰な皮脂を抑えること、マイクロバイオームと肌バリアを支えること、抗酸化ケア、酵素による穏やかな角質ケアという5つの特徴があります。
赤みへは乳糖・乳タンパク・ブロッコリーエキスを組み合わせたマルチレッドネスコンプレックス、整肌にはニガハッカとエーデルワイスの成長点細胞培養物、バリアサポートには海藻・ウチワサボテン由来成分などのZPOLYが配合されています。パルミトイルグリシン、パンテノール、β-グルカンも含み、パパインと乳酸は肌表面のざらつきを整える成分です。
この製品は酒さ治療薬ではなく化粧品です。赤みが落ち着いた時期の日常ケアとして、洗顔・保湿・遮光と組み合わせて使います。炎症性の丘疹や膿疱が増えている時期、まぶたや目にも症状がある場合は、スキンケアを増やす前に病型を確認して治療を組み立てます。
赤みが落ち着いた時期に美容液を継続する判断材料として、8週間後に医師評価の紅斑スコアは2.2から1.3、機器測定の赤みa*値は17.65から16.88、角層水分量は70.33から73.05へ変化したとの報告がありました(参考文献1)。
刺激・乾燥・炎症・血管性の赤みを分けて選びます
塗った直後だけヒリつく赤みは、香料、角質ケア成分、レチノールや酸の重ね使いとの関係を確認します。洗顔後につっぱりと細かな皮むけが出る赤みは、まず洗浄回数と保湿量を整えます。赤い丘疹や膿疱を伴う炎症性の赤みは処方治療を先にし、温度差や飲酒でほてり、同じ部位に残る赤みは血管反応も別に評価します。
ロザトロールは、赤みとともに皮脂やざらつきがあり、洗顔・保湿・遮光がすでに安定している肌へ加えやすい製品です。一方、乳タンパク、香料、パパイン、乳酸を含むため、これらでかゆみや接触皮膚炎を起こしたことがある場合は成分を確認します。
皮脂は赤みと同じ指標にせず、額・鼻・頬で分けて記録します。ロザトロール使用後の皮脂量は平均27.85から23.27 AUへ減少傾向でしたが有意差はなかったとの報告がありました。皮脂の評価は写真だけでなく面皰やべたつきの経過も合わせて判断します(参考文献1)。
赤みが出やすい肌の基礎を先に安定させる理由として、酒さでは適切な遮光と低刺激性の洗顔料・保湿剤の使用指導を選択肢の一つとして推奨するとの報告がありました(参考文献2)。
朝晩の使用順を固定し、4週と8週で赤み・乾燥・皮脂を見直します
基本の順序は、朝晩とも洗顔、化粧水、ロザトロール、必要な保湿剤です。ゼオスキンヘルスのデイリーPDを併用する場合は、デイリーPDの後にロザトロールを2〜3プッシュ顔全体へ塗ります。朝は最後に日焼け止めを重ねます。
初めて使うときは、同じ日にレチノール、スクラブ、ピーリングなど新しい角質ケアを追加せず、どの製品で反応したか分かる組み合わせにします。塗布後の灼熱感が続く、翌日まで赤みやかゆみが増える、湿疹や腫れが出る場合は使用を中止します。
経過は同じ照明で頬と鼻を撮影し、赤みの強さだけでなく、ほてりの頻度・持続時間、乾燥、皮脂、丘疹の数を4週と8週で比べます。乾燥が増える場合は使用頻度と保湿を調整し、丘疹・膿疱や眼症状が増える場合は美容液の継続より診断と治療を優先します。
公式製品情報では、朝・夜にデイリーPDの後から2〜3プッシュを顔全体へ塗り、日中はロザトロールの後にサンスクリーンを重ねる使用順です(参考文献3)。
Clinical View
診療で確認するポイント
- 頬・鼻・眉間・口周りを同じ照明で観察し、塗布直後の刺激、乾燥に伴う赤み、丘疹・膿疱、持続する毛細血管の赤みを分けます。
- 現在の洗顔料、化粧水、保湿剤、レチノール・酸・スクラブの使用日を並べ、刺激を重ねずにロザトロールを入れる時間帯を決めます。
- 導入後は4週と8週で赤み、角層の乾燥、皮脂、丘疹、ほてりの頻度と持続時間を同じ項目で再評価します。
- 湿疹や強い灼熱感は中止、炎症性皮疹や眼症状は酒さ・皮膚炎の治療へ、持続する血管性の赤みは機器治療を含む別の選択肢へ分けます。
Comparison
治療選択の比較
| 治療・対応 | 向く状態 | 向かない/慎重な状態 | 回数の目安 | ダウンタイム | 費用(税込) | 承認状況 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 洗顔・保湿・遮光の調整 | 洗顔後のつっぱり、細かな皮むけ、紫外線や温度差で赤みが増える状態 | 丘疹・膿疱や眼症状を基礎化粧品だけで治療したい場合 | 毎日。朝晩の順序を固定 | 製品により刺激、乾燥、かゆみ、接触皮膚炎 | 使用製品により異なる | 要確認 |
| ロザトロール | 赤みが落ち着いた時期で、皮脂・乾燥・ざらつきも一緒に整えたい肌 | 急性の湿疹、乳タンパク・香料・パパイン等への反応歴、炎症性皮疹や眼症状が強い状態 | 朝晩。4週・8週で再評価 | ヒリつき、赤み、乾燥、かゆみ、まれにアレルギー性接触皮膚炎 | 50mL 16,500円(税込) | 要確認 |
| 酒さ・皮膚炎の診断と治療 | 赤い丘疹・膿疱、持続する紅斑、毛細血管拡張、強いほてり、眼症状がある状態 | 化粧品の使用感だけを比べたい場合 | 病型と治療反応に応じて数週から継続 | 処方薬・機器治療の内容により異なる | 保険診療・自由診療の内容により異なる | 要確認 |
費用の目安
- ロザトロール 50mL 16,500円(税込)
当該製品画像の価格と、ZO Skin Health合同会社が示す希望小売価格が一致している。
リスク・副作用・注意点
- ヒリつき、赤み、乾燥、かゆみ、湿疹、腫れ、毛包炎、接触皮膚炎
- 乳タンパク、香料、乳酸、パパイン等の配合成分による刺激・アレルギー反応
- 8週間使用後にアレルギー性接触皮膚炎で中止した例あり
- 国内承認・適応: ロザトロールは化粧品(美容液)で、酒さ治療薬として承認された医薬品ではありません。日常のスキンケアとして使用します。
公式全成分とロザトロールの使用後の反応を照合しました。
Doctor Review
執筆・監修
執筆医・監修医: 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
References
参考にした一次情報・ガイドライン
-
日本人酒さ患者を対象としたスキンケア化粧品『ロザトロール®』の8週間連用試験:酒さ患者のQOL向上のためのスキンケアの役割
研究デザイン: ロザトロールを1回約0.75g、朝晩2回、8週間使用した単群・前後比較の使用試験。医師評価、皮膚色、角層水分量、経表皮水分蒸散量、皮脂量、QOLを評価 / 対象: IGA 3未満の赤ら顔症状がある30人を登録。中止3人、解析除外1人を除く26人を解析し、全員女性、平均41.3歳、24〜62歳。既存治療は変更せず、日中はSPF30以上の遮光を併用 / 結果: 8週でIGAは2.2±0.41から1.3±0.47、赤みa*値は17.65±1.98から16.88±1.96、角層水分量は70.33±8.74から73.05±8.48へ有意に変化。皮脂量は27.85±30.71から23.27±24.54 AUへ減少傾向だったが有意差なし。30人中1人がアレルギー性接触皮膚炎で中止 / 限界: 対照群のない小規模・8週間の群内比較で、解析対象は全員女性。既存治療、保湿、遮光を併用し、製品各成分の寄与を分離できない。寛解期・軽症中心の結果で、活動性の強い酒さや美容液一般へ一般化できない。10ページの原著全文を2026年8月9日に確認した。 / 利益相反: 研究費はZO Skin Health合同会社が負担し、著者1人は同社所属。
-
尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023
研究デザイン: 日本皮膚科学会の診療ガイドライン。酒皶の病型別治療とスキンケアCQを評価し、推奨度を提示 / 対象: 紅斑毛細血管拡張型、丘疹膿疱型、瘤腫型・鼻瘤など、酒皶診療を対象 / 結果: 酒皶のスキンケアとして、適切な遮光と低刺激性の洗顔料・保湿剤の適切な使用についての指導をC1で推奨。丘疹膿疱型ではメトロニダゾール外用をAで推奨し、紅斑毛細血管拡張型の機器治療と分けている。 / 限界: スキンケア推奨は製品固有の有効性を示さず、ロザトロールの比較優位や個々の配合成分の効果を証明する資料ではない。44ページのガイドライン全文を2026年8月9日に確認した。 / 利益相反: 策定委員のCOIはガイドライン本文の規定に基づき管理・開示されている。
-
ロザトロール|ZO Skin Health Japan公式製品情報
研究デザイン: メーカー公式の製品仕様、全成分、使用方法 / 対象: 普通〜乾燥肌、乾燥〜敏感肌、赤みを対象とする50mLの化粧品 / 結果: 朝・夜、デイリーPDの後に2〜3プッシュを顔全体へ塗布し、日中はその後にサンスクリーンを重ねる。全成分に乳糖、乳タンパク、香料、乳酸、パパイン等を含む。 / 限界: メーカーによる製品仕様であり、独立した患者比較試験ではない。成分説明は化粧品の範囲で、酒さ治療薬としての有効性や他製品との優越性を示さない。 / 利益相反: 製造販売元による公式製品情報。
-
医療広告ガイドライン
自由診療の費用、主なリスク・副作用、未承認機器等の表示を確認する公的資料です。
よくあるご質問
Q. ロザトロールは、どのような赤みに向いていますか?
赤みが落ち着いた時期に、皮脂、乾燥、ざらつきも一緒に整えたい肌の日常ケアに使います。赤い丘疹・膿疱、強いほてり、眼症状がある場合は、先に酒さや皮膚炎の病型を確認します。
Q. 朝晩はどの順番で使いますか?
洗顔、化粧水の後に使います。デイリーPDを併用する場合はデイリーPDの後にロザトロールを2〜3プッシュ顔全体へ塗り、朝は最後に日焼け止めを重ねます。
Q. 敏感肌でも毎日2回から始めますか?
公式の使用法は朝晩ですが、刺激が出やすい方は、同日に新しいレチノールやピーリングを始めず、反応を確認しながら頻度を調整します。灼熱感、翌日まで続く赤み・かゆみ、湿疹、腫れが出た場合は中止してください。
Q. ロザトロールだけで酒さを治療できますか?
ロザトロールは化粧品であり、酒さ治療薬ではありません。丘疹・膿疱、持続する紅斑、毛細血管拡張、眼症状はそれぞれ治療が異なるため、必要に応じて処方薬や血管治療と組み合わせます。
Q. ロザトロールの容量と価格はいくらですか?
50mLで16,500円(税込)です。掲載製品とメーカー希望小売価格が一致しています。
ご予約・ご相談はこちら
気になる症状や治療方法について、初診予約・再診予約・お問い合わせからご相談いただけます。