複合治療症例輪郭ヒアルロン酸

エラボトックスとおでこヒアルロン酸を組み合わせて、顔の形を整える考え方

顔の形は、下顔面の筋肉の張りと上顔面のボリュームの両方で印象が変わります。エラボトックスとおでこヒアルロン酸を組み合わせた症例をもとに、当院の考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2022年12月24日
公開日
2022年12月24日
更新日
2026年7月10日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 顔の形は、下顔面の張りと上顔面の丸みを分けて考えます
  4. 複合治療の比較は、直後より数か月単位で見ることが大切です
  5. 上下どちらか一方をやりすぎないことが自然さにつながります
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、『顔の形を変えたい』というご相談でも、一つの治療だけで説明しようとせず、どの部位が印象を強く左右しているかを分けて見ています。

元記事のように、下顔面の張りが強い場合はエラボトックス、上顔面の平坦さが気になる場合はおでこヒアルロン酸と、役割を分けて考えた方が自然なことがあります。

診察では、数か月単位でどう見え方が変わるかも含めて説明し、同時に強く変えすぎないよう調整しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

下顔面の横幅や角ばった印象には咬筋肥大が関わることがあり、ボツリヌストキシンで筋緊張を和らげる治療が行われます。

一方で、上顔面の平坦さや凹みは、骨格、前頭筋の動き、皮下組織の厚みで見え方が変わり、ヒアルロン酸で丸みを整えることがあります。

そのため、顔の形の変化を考えるときは、上顔面と下顔面を同じ理屈で扱うのではなく、部位ごとに役割を分けることが大切です。

顔の形は、下顔面の張りと上顔面の丸みを分けて考えます

元記事では、エラボトックスとおでこヒアルロン酸を組み合わせた数か月前後の比較が示されています。

実際の診療でも、下顔面の横幅と上顔面の平坦さは別の要素であり、それぞれに向く治療を分けて考えた方が自然なことがあります。

複合治療の比較は、直後より数か月単位で見ることが大切です

エラボトックスは筋肉の変化が出るまで時間差があり、おでこヒアルロン酸は直後から丸みが分かりやすい治療です。

そのため、両方を組み合わせた顔型変化は、同じ日にすべて完成するというより、数か月単位の経過で整理した方が分かりやすくなります。

上下どちらか一方をやりすぎないことが自然さにつながります

下顔面の張りだけ減らしても、上顔面が平坦なままだと印象が弱く見えることがあります。

逆におでこだけを強く整えても、下顔面の張りが主因ならバランスが崩れることがあります。役割分担を意識することが大切です。

費用の目安

  • ボトックス・ビスタ エラ・首 ¥55,000
  • ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
  • 前額施術料 ¥22,000

元記事の比較は数か月にわたる経過を含みます。エラボトックスの回数や前額の必要本数で総額は変わるため、実際の提案内容は診察時にご確認ください。

リスク・副作用・注意点

  • エラボトックスでは、内出血、違和感、一時的な咬む疲れや表情の変化が出ることがあります。
  • おでこヒアルロン酸では、腫れ、頭痛、凹凸感、内出血、まれな血流障害などに注意が必要です。
  • 顔の形を複合治療で整えるときは、どちらかをやりすぎるとアンバランスになるため、役割分担を見ながら段階的に調整することが大切です。

当院では、下顔面の横幅を減らす治療と上顔面の丸みを整える治療を別の役割として扱い、数か月単位の経過も見ながら調整しています。

References

根拠文献・専門情報

  1. Toxins (Basel). 2025

    The Role of Botulinum Toxin for Masseter Muscle Hypertrophy.

    咬筋肥大に対するボツリヌストキシン治療の位置づけを整理した総説です。

  2. J Cosmet Dermatol. 2022

    Efficacy of botulinum toxin in masseter muscle hypertrophy for lower face contouring.

    下顔面輪郭に対する咬筋ボツリヌストキシン治療の有効性を整理したレビューです。

  3. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2021

    A Review on the Combined Use of Soft Tissue Filler, Suspension Threads, and Botulinum Toxin for Facial Rejuvenation.

    ボツリヌストキシンとフィラーを組み合わせる設計を整理したレビューです。

  4. Aesthetic Plast Surg. 2013

    Understanding the functional anatomy of the frontalis and glabellar complex for optimal aesthetic botulinum toxin type A therapy.

    前頭筋と眉間周囲の機能解剖を踏まえたボツリヌストキシン治療の考え方を整理した論文です。

よくあるご質問

Q. 顔の形を変えたいとき、エラボトックスだけで十分ですか?

一律ではありません。下顔面の張りが主因なら候補になりますが、上顔面の平坦さや輪郭バランスが関わる場合は、別の治療を組み合わせた方が自然なことがあります。

Q. おでこヒアルロン酸とエラボトックスは同じ日に考えますか?

同日に行うこともありますが、役割や経過の出方が違うため、数か月単位でどう見え方が変わるかも含めて設計することが大切です。

Q. 複合治療で注意することはありますか?

各治療ごとの腫れや内出血、違和感に加え、どちらかをやりすぎるとアンバランスになることがあります。部位ごとの役割を見ながら段階的に調整することが大切です。

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