施術紹介ヒアルロン酸

下顔面でヒアルロン酸とボトックスを組み合わせる考え方

下顔面では、線を埋めるだけでも、筋肉だけをゆるめるだけでも整いにくいことがあります。口角、顎、ガミースマイルのように動きと支えが重なる部位で、ヒアルロン酸とボトックスをどう組み合わせるかを、当院の視点と一般的な医学情報、参考文献から整理します。

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この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2022年1月9日
公開日
2022年1月9日
更新日
2026年7月8日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 下顔面は『動き』と『支え』の両方を見て考えます
  4. 口角、顎、ガミースマイルのように動きが強い部位ではボトックスが役立ちます
  5. 影や輪郭の支えが足りないときはヒアルロン酸を組み合わせます
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、下顔面を整えるとき、『たるみだからヒアルロン酸』『表情だからボトックス』と単純に分けず、どの筋肉の引っ張りが強いか、どこで支えが落ちているかを先に見ています。

口角、ガミースマイル、顎の梅干しじわのように動きの要素が強い部位ではボトックスが役割を持ちますが、輪郭や陰の支えが足りない場合はヒアルロン酸を併用した方が自然に見えることがあります。

そのため、どこを止めるかより、どこまで動きを残すか、どこへ支えを足すとやりすぎ感が出にくいかを重視しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

下顔面の加齢変化には、皮膚のもたつきだけでなく、口角を下げる筋肉の優位、顎の過緊張、骨格支持や深い層のボリューム低下が関わることがあります。

ボツリヌストキシンは筋肉の動きを一時的に弱める治療で、口角や顎など動きが印象に直結する部位で候補になります。

ヒアルロン酸は支えや凹みを補う治療であり、動きの調整だけでは足りない影や輪郭補正を加えたい場合に組み合わせて考えられます。

下顔面は『動き』と『支え』の両方を見て考えます

口元から顎の印象は、皮膚のたるみだけでなく、口角を引き下げる筋肉や顎の緊張、フェイスラインの支えの低下が重なって決まります。

そのため、線や影だけを埋めても、筋肉だけを止めても整いにくいことがあり、両方の要素を分けて考えることが大切です。

口角、顎、ガミースマイルのように動きが強い部位ではボトックスが役立ちます

口角が下がる、顎に力が入りやすい、笑ったときに上口唇が強く上がるといった変化では、筋肉の働き方が印象に強く関わります。

このような部位ではボトックスで動きを調整することで、口元のバランスを整えやすくなることがあります。

影や輪郭の支えが足りないときはヒアルロン酸を組み合わせます

筋肉の動きを整えても、フェイスラインや口元の陰が残る場合は、支えの低下や凹みが関わっていることがあります。

その場合はヒアルロン酸を少量組み合わせることで、下顔面全体の印象を自然にまとめやすくなります。

費用の目安

  • ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
  • ボトックス・ビスタ 表情ジワ 1部位 ¥33,000 / 2部位 ¥55,000 / 3部位 ¥75,000 / 4部位 ¥88,000

下顔面では必要本数と注入部位数で費用が変わります。口角、顎、ガミースマイルをどこまで整えるかも診察で確認します。

リスク・副作用・注意点

  • ヒアルロン酸では、痛み、腫れ、内出血、左右差、血流障害などに注意が必要です。
  • ボトックスでは、内出血、赤み、表情の違和感、効きすぎによる動かしにくさが出ることがあります。
  • 下顔面では、量や位置が合わないと口元の左右差や笑い方の違和感につながることがあります。

下顔面は会話や食事でよく動くため、自然な動きを残す設計と経過確認が大切です。

References

根拠文献・専門情報

  1. PubMed PMID: 34566355

    A Review on the Combined Use of Soft Tissue Filler, Suspension Threads, and Botulinum Toxin for Facial Rejuvenation.

    フィラーとボツリヌストキシンを組み合わせる考え方を整理したレビューです。

  2. PubMed PMID: 40550475

    The Role of Toxins and Fillers in Optimizing Perioral Rejuvenation.

    口元周囲でボトックスとフィラーをどう使い分けるかを整理したレビューです。

  3. PubMed PMID: 18449026

    Botulinum toxin type A, hyaluronic acid dermal fillers, and combination therapy for clinically significant lower facial aging.

    下顔面の加齢変化に対するボトックス、ヒアルロン酸、併用治療の考え方をまとめた報告です。

  4. PubMed PMID: 38059697

    Botulinium toxin applications in the lower face and neck: A review.

    下顔面と首でのボツリヌストキシン応用を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. 下顔面はボトックスだけで整いますか?

筋肉の動きが主因なら候補になりますが、影や輪郭の支え不足が強い場合はヒアルロン酸を組み合わせた方が考えやすいことがあります。

Q. ヒアルロン酸を入れると口元が重く見えませんか?

必要以上に量を入れると重さが出ることがあります。下顔面では支えが必要な場所を絞り、動きとのバランスを見ながら少量ずつ調整することが大切です。

Q. ボトックスで口元が動かしにくくなることはありますか?

あります。特に下顔面は会話や食事でよく動くため、どこまで動きを残すかを見ながら量と位置を調整する必要があります。

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