アドバテックス診療解説毛細血管拡張アドバテックス

小鼻の毛細血管拡張にレーザーを選ぶときの判断

同一内容のpaired記事を、症例紹介ではなく治療選択の記事へ再構成しました。毛細血管拡張と酒さを分け、レーザーの適応・見送り・経過観察を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2026年7月10日
公開日
2026年2月8日
更新日
2026年7月10日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

小鼻の毛細血管拡張にレーザーを選ぶときの判断の画像

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 血管拡張と炎症性の赤みを分けます
  4. 標的となる血管が確認できるときに検討します
  5. 消失ではなく減少と経過を評価します
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、小鼻が赤いという見た目だけで血管レーザーを選びません。

炎症、酒さ、脂漏、刺激性皮膚炎が重なる場合は原因治療を先に行います。

このpaired記事は特定機器との比較ではなく、照射を行うかどうかの診療判断をまとめています。

General Medical Information

一般的な医学情報

589nmはヘモグロビンへの反応を利用し、血管性の赤みに用います。

1319nmは真皮への熱作用を利用し、皮脂や肌質を治療対象にすることがあります。

照射後には一時的な赤み、熱感、乾燥、腫れ、色素変化が生じる可能性があります。

血管拡張と炎症性の赤みを分けます

押して色が薄くなるか、丘疹があるかを確認します。

スキンケア刺激も聞き取ります。

標的となる血管が確認できるときに検討します

範囲と血管径を見ます。

日焼けや皮膚炎があれば延期します。

消失ではなく減少と経過を評価します

複数回必要な場合があります。

再発・残存の可能性を説明します。

費用の目安

  • アドバテックス(589+1319nm)全顔(スポット照射込み)1回 ¥30,000 / 5回 ¥139,000
  • 顎下(オプション)1回 ¥6,000

照射範囲、回数、併用施術で総額は変わります。現行料金は公式料金表をご確認ください。

リスク・副作用・注意点

  • 照射中の熱感や刺激感、一時的な赤み、ほてり、乾燥が生じることがあります。
  • 症状や照射内容により、腫れ、色素変化、炎症の悪化などが生じる可能性があります。
  • 赤みや皮脂の変化には個人差があり、一定期間や効果を保証するものではありません。

皮脂の変化が一定期間続く、ダウンタイムがない、という保証はせず、診察ごとに反応を確認します。

References

根拠文献・専門情報

  1. Arch Dermatol Res. 2025

    Efficacy and safety of the 589/1319 nm solid-state dual-wavelength laser combined with topical benzoyl peroxide for inflammatory acne vulgaris: a split-face randomized controlled trial.

    589/1319nmデュアル波長レーザーを炎症性ニキビに併用した無作為化比較試験です。

  2. J Cosmet Dermatol. 2026

    Efficacy and Safety of a Dual-Wavelength 589/1319 nm Laser for the Treatment of Acne Erythema: A Split-Face Randomized Controlled Trial.

    ニキビ後の赤みに対する589/1319nmデュアル波長レーザーの有効性と安全性を評価したランダム化比較試験です。

  3. J Cosmet Dermatol. 2022

    Treatment protocols and efficacy of light and laser treatments in post-acne erythema.

    ニキビ後紅斑に対する光・レーザー治療の考え方を整理したレビューです。

  4. J Cosmet Dermatol. 2019

    Treatment of acne scarring with a novel dual-wavelength laser.

    デュアル波長レーザーをにきび瘢痕治療へ応用した報告です。

よくあるご質問

Q. 何回で改善しますか?

必要回数と結果には個人差があり、一定回数を保証できません。

Q. 酒さにも照射できますか?

酒さの型と炎症の強さを確認し、外用治療を優先する場合があります。

Q. ダウンタイムはありませんか?

赤み、熱感、腫れ、乾燥などが生じる可能性があります。

ご予約・ご相談はこちら

症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。