美容コラム

ゼオスキン シーセラムの10%ビタミンCをどう使うか

シーセラムはパウダー状のアスコルビン酸10%を配合した化粧品です。くすみや色むら、皮脂が気になる肌で、刺激とほかの外用との重なりを見ながら使います。朝夜の使用順と日焼け止めまで一緒に整える製品です。

Medical Information

この記事について

公開日
2026年8月5日
確認日
2026年08月13日

水溶性ビタミンC 10%をパウダーで配合

朝または夜、洗顔・化粧水の後に少量をなじませ、朝は日焼け止めを重ねます。

ハイドロキノンを含まないため、使用中の処方外用を休む期間にも目的を整理して選べます。

シーセラムのアスコルビン酸10%と主要成分を製品表示どおり確認する資料として、日本公式ページはアスコルビン酸、アスコルビン酸テトラヘキシルデシル、スクワラン、酢酸トコフェロール、ユビキノン等を成分として表示。 米国公式ページは10% vitamin Cと記載し、主要成分としてascorbic acid 10%とtetrahexyldecyl ascorbateを掲げる(参考文献1)。

透明感・皮脂・毛穴は同じ評価軸にしない

塗った直後のさらっとした使用感を生かしながら、数週間は色むら、皮脂、乾燥、毛穴の詰まりを診て、量と使用頻度を調整します。

ビタミンC外用の濃度・基剤・使用期間と光老化所見を分けて評価する資料として、ビタミンC側で頬(p=0.006)、口周囲(p=0.01)、顔全体(p=0.01)の光老化スコアが基剤側より改善。 生検でGrenz zone collagenとtype I collagen mRNA染色の増加を認めた(参考文献2)。

レチノール・酸・医療用外用と刺激を重ねない

ヒリつき、赤み、乾燥が出る場合は、スクラブ、酸、レチノール、過酸化ベンゾイルなどを同じ夜に重ねず、シーセラムの量と頻度を下げます。

ビタミンCは濃度だけで選ばず、水溶性・脂溶性、基剤、肌質、現在の治療を見て使い分けます。

院内価格と購入前の確認

シーセラム50mLは17,600円(税込)です。開封後の保存方法、使用量、ほかの製品との順番を確認し、発疹や強い刺激が続く場合は中止します。

当院での診療の考え方

  1. シーセラムはアスコルビン酸10%のパウダー美容液として、洗顔・化粧水の後に少量をなじませ、朝は日焼け止めまでを一つの手順として案内します。
  2. 当院では製品を多く重ねることより、赤みや乾燥、使用中のレチノール・酸・医療用外用に合わせ、肌が続けられる量と頻度を優先します。
  3. 肝斑や炎症性ニキビの治療は化粧品へ置き換えず、シーセラムは透明感、色むら、皮脂のホームケアとして治療計画へ組み込みます。

治療の比較

シーセラム くすみ・色むら・皮脂を含むホームケア 強い皮膚炎・成分で刺激が出る状態 朝または夜に使用 乾燥、赤み、ヒリつき、接触皮膚炎 ZO SKIN HEALTH シーセラム50mL 17,600円

費用・リスク・承認状況

費用

  • ZO SKIN HEALTH シーセラム50mL 17,600円

主なリスク

  • 乾燥、赤み、ヒリつき、かゆみ、接触皮膚炎

シーセラムは日本では化粧品です。医薬品・医薬部外品として承認された効能を示す製品ではありません。

よくある質問

シーセラムは朝と夜のどちらに使いますか?

朝または夜に使えます。朝に使う場合は最後に日焼け止めを重ね、現在の外用との順番をそろえます。

レチノールと同じ日に使えますか?

赤みや乾燥がなければ組み合わせることがあります。刺激が出る時は朝夜または使用日を分けます。

ハイドロキノンの休薬中にも使えますか?

シーセラムはハイドロキノンを含まない化粧品です。休薬中の目的と肌状態に合わせて組み込みます。

ヒリついた時はどうしますか?

量と頻度を下げ、酸・スクラブ・レチノールとの重なりを外します。発疹や腫れが続く時は使用を中止します。

参考文献

参考文献1:シーセラム/10 Percent Vitamin C Self-Activating(日本・米国公式製品ページ)

原文を確認

研究デザイン
該当なし(メーカー公式製品情報。臨床試験ではない)。
対象
公式ページ上はすべての肌タイプ向け。臨床試験集団は提示されていない。
主な結果
日本公式ページはアスコルビン酸、アスコルビン酸テトラヘキシルデシル、スクワラン、酢酸トコフェロール、ユビキノン等を成分として表示。 米国公式ページは10% vitamin Cと記載し、主要成分としてascorbic acid 10%とtetrahexyldecyl ascorbateを掲げる。
限界
メーカー資料であり、独立した有効性比較試験ではない。 日本公式ページの表示上、アスコルビン酸の濃度は本文に明記されていないため、10%は米国公式ページに基づく。 ニキビの治療、肝斑治療、ハイドロキノン休薬期の医学的有効性をこのページだけから断定できない。
COI・資金
メーカー作成資料。 製品販売元による公式情報であり商業的利害あり。

参考文献2:Double-blind, half-face study comparing topical vitamin C and vehicle for rejuvenation of photodamage

原文を確認

研究デザイン
二重盲検split-face比較試験。片顔に10%アスコルビン酸+7%テトラヘキシルデシルアスコルベート配合の無水ポリシロキサンゲル、反対側に基剤を12週間塗布。
対象
光老化のある10人。12週時に4人から頬部生検。
主な結果
ビタミンC側で頬(p=0.006)、口周囲(p=0.01)、顔全体(p=0.01)の光老化スコアが基剤側より改善。 生検でGrenz zone collagenとtype I collagen mRNA染色の増加を認めた。
限界
10人、12週間の非常に小規模・短期試験。 評価対象は光老化としわで、ニキビ・皮脂・肝斑を対象としていない。 試験処方はZO Skin Health シーセラムそのものではないため、製品への直接外挿はできない。 生検は4人のみ。
COI・資金
公開抄録・出版社ページで資金提供の記載を確認できず。 著者はcommercial supportersとのsignificant interestなしと申告。

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