医師解説赤みアドバテックス

589/1319nmデュアル波長レーザー(アドバテックス)の考え方

589/1319nmデュアル波長レーザー(アドバテックス)は、赤み、炎症、皮脂、肌質をまとめて見たいときの選択肢です。当院で重視している見方と、一般的な医学情報、参考文献を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2026年6月10日
公開日
2026年6月10日
更新日
2026年7月8日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 2つの波長をどう見分けて使うか
  4. ニキビ後の赤みと炎症性ニキビを分けて考えます
  5. 適応は肌状態と併用治療で判断します
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、アドバテックスを、赤みだけを見る機器ではなく、炎症性ニキビ、ニキビ後の赤み、皮脂、肌質の重なりを整理したいときの選択肢として位置づけています。

診察では、今あるニキビの活動性、赤みの残り方、皮脂量、スキンケアや外用治療の状況を確認し、必要なら他の治療との順番も含めて提案しています。

同じ赤みでも、血管反応が強いのか、炎症後の赤みが長引いているのかで狙い方は変わるため、2つの波長を一律に当てるのではなく、肌状態に合わせて考えています。

General Medical Information

一般的な医学情報

589nmはヘモグロビンに反応しやすく、赤みや毛細血管反応を伴う状態で使われることがあります。1319nmは真皮や皮脂関連の変化を見たいときの選択肢になります。

ニキビ後の赤みでは、赤みそのものだけでなく、活動性の炎症、皮脂、バリア機能の乱れが残っていないかを合わせて考えることが重要です。

研究では、外用治療にレーザーを併用したときの改善傾向や、ニキビ後紅斑に対する有効性が報告されていますが、回数や適応は症状の重なりによって変わります。

2つの波長をどう見分けて使うか

アドバテックスの特徴は、赤みや血管反応を見やすい589nmと、皮脂や真皮の変化を見やすい1319nmを組み合わせて考えられる点です。

そのため、赤みだけ、ニキビだけと単純化せず、炎症、皮脂、肌質まで含めて見たいケースで候補になりやすい治療です。

ニキビ後の赤みと炎症性ニキビを分けて考えます

ニキビ後の赤みは、炎症が落ち着いた後に血管反応や肌質の変化が残っている状態として見えることがあります。

一方で、炎症性ニキビが続いている場合は、赤みだけを追うより、外用や内服、生活習慣の調整も含めて炎症自体を落ち着かせることが大切です。

適応は肌状態と併用治療で判断します

赤みが残りやすい方、皮脂が多い方、色むらや肌質もあわせて整えたい方では、アドバテックスが候補になることがあります。

ただし、どの程度の回数が必要か、他の治療を先に行うべきかは、肌の反応や刺激への弱さによって変わるため、診察で順番を決めていきます。

費用の目安

  • ニキビ・肝斑・赤ら顔(589+1319nm) 全顔 (スポット照射込み) 1回 ¥30,000 / 5回 ¥139,000 / 顎下 (オプション) 1回 ¥6,000

公式料金表を2026-07-06に取得して自動整理しています。適応や範囲、回数、薬剤追加の有無で費用は変わることがあります。

リスク・副作用・注意点

  • 一時的な赤み、ほてり、乾燥などが出ることがあります。
  • 症状や照射内容により経過は異なるため、診察時に注意点をご案内します。

公式施術ページを2026-07-06に取得して自動整理しています。実際の適応や注意点は診察時の説明もご確認ください。

References

根拠文献・専門情報

  1. J Cosmet Dermatol. 2026

    Efficacy and Safety of a Dual-Wavelength 589/1319 nm Laser for the Treatment of Acne Erythema: A Split-Face Randomized Controlled Trial.

    ニキビ後の赤みに対する589/1319nmデュアル波長レーザーの有効性と安全性を評価したランダム化比較試験です。

  2. J Cosmet Dermatol. 2022

    Treatment protocols and efficacy of light and laser treatments in post-acne erythema.

    ニキビ後紅斑に対する光・レーザー治療の考え方を整理したレビューです。

  3. J Cosmet Dermatol. 2019

    Treatment of acne scarring with a novel dual-wavelength laser.

    デュアル波長レーザーをにきび瘢痕治療へ応用した報告です。

よくあるご質問

Q. アドバテックスは赤みだけの治療ですか?

赤みだけに限定せず、炎症性ニキビ、ニキビ後の赤み、皮脂、肌質の重なりを見たいときの選択肢として考えます。

Q. ニキビが出ている時期でも相談できますか?

はい。活動性のニキビがある場合は、外用や内服との組み合わせや順番を含めて、アドバテックスが適しているかを判断します。

Q. 何回くらい必要ですか?

回数は、赤みの残り方、皮脂量、炎症の強さ、併用治療の有無で変わります。診察では1回ごとの反応を見ながら計画を調整します。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。