シミ取りレーザーをしたのに取れない・濃くなったのはなぜ?
シミ取りレーザー後に色が残っていても、すべてが『レーザーが効かなかった』わけではありません。元のシミが残っている場合のほか、かさぶた、炎症後色素沈着(PIH)、肝斑、再発、新しくできたシミが考えられます。
色が濃く見える時期にすぐ再照射すると、炎症を重ねることがあります。治療前写真と照合し、色が現れた時期と分布を確認してから次の治療を決めます。
画像・症例資料

シミ取りレーザーで取れない・濃く見える5つの理由
元のシミが残っている
病変が厚い、色素が深い、照射反応が部分的だった場合は、元の輪郭に沿って色が残ります。すぐ追加せず、かさぶたと炎症が落ち着いてから評価します。
炎症後色素沈着(PIH)
照射後の炎症によって新たにメラニンが作られ、治療前より濃く見えることがあります。元のシミとは別の色素で、時間経過と遮光・外用を含めて対応します。
肝斑が重なっている
頬骨部へ左右対称に面状の褐色が広がる場合、スポット照射の刺激で肝斑が目立つことがあります。強い再照射より、摩擦・遮光・外用等を先に整えます。
再発した、または新しいシミができた
一度薄くなった後に同じ場所で再び濃くなる場合と、周囲に新しい日光黒子が生じる場合があります。治療直後から残る色とは経過が異なります。
別の病変だった
盛り上がり、鱗屑、不規則な色や形、急な変化がある場合は、美容レーザーの出力ではなく診断を優先します。
照射前の診断と機器の選び方は、シミ取りレーザー総合ガイドで整理しています。 シミの種類とレーザーの選び方
強く照射すれば取れるとは限らない
Qスイッチルビースポットでは、病変全体の軽い白化を照射終点の目安にします。強い白化を追って熱を重ねるほど除去率が上がるとは限らず、炎症、PIH、低色素斑のリスクが増えることがあります。
既存図が示すように、一点へ強い熱を集中させる治療と、熱を細かな点へ分散して複数回重ねる治療では、反応と回数が異なります。
濃い一個のシミと薄い多発シミでは、スポット照射とフラクショナルを使い分けます。 スポット照射とルビーフラクショナルの違い
再照射を急がず、色の経過を見分ける
スポット照射は通常1回後に、かさぶたが取れた後の病変とPIHを評価します。治療前写真と比べ、元の輪郭どおりか、周囲へぼんやり広がったか、いったん薄くなってから戻ったかを確認します。
PIHは数か月続くことがあります。赤みや黒ずみが強い間は保湿と遮光を続け、同じ場所への追加照射より経過観察や外用を優先することがあります。
面状の色と赤みが重なる場合は、肝斑が濃くなる原因と治療順を確認します。 肝斑が濃くなる原因と治療順
残ったシミに同じレーザーを繰り返すとは限らない
境界明瞭な日光黒子の残存なら、反応が落ち着いた後に再照射を検討します。多発する薄いシミや色むらには、ルビーフラクショナルを初期2〜3週間に1回、5回を1クールとして進める既存院内設計があります。
肝斑、PIH、診断未確定病変では、同じスポットを追加するのではなく、遮光、摩擦回避、外用、診断の見直しへ切り替えます。
再治療の機器を変える前に、ルビーとピコレーザーの波長・パルス幅・適応の違いを確認します。 ルビーとピコレーザーの違い
694nmが日光黒子、そばかす、ADMなどでどう使われるかは、ルビーレーザーの適応で解説します。 694nmルビーレーザーの適応
料金とレーザー後の注意点
掲載料金は、Qスイッチルビースポット1cm²まで6,600円、以後1cm²ごと4,400円、ルビーフラクショナル全顔1回16,500円、初回5回66,000円、継続5回55,000円、医師施術1回27,500円です。最新の料金・追加費用は美容医療の料金表をご確認ください。
かさぶた、赤み、腫れ、PIH、低色素斑、色むら、まれに瘢痕が起こり得ます。急に変化した病変や不規則な病変はレーザーを繰り返さず、診断を優先します。
施術概要・注意点
費用
- Qスイッチルビースポット 1cm2まで6,600円/以後1cm2ごと4,400円。
- ルビーフラクショナル全顔1回16,500円/初回5回66,000円/継続5回55,000円/医師施術1回27,500円。
主なリスク
- かさぶた、赤み、腫れ、PIH、低色素斑、色むら、まれに瘢痕があります。
- PIHが3か月以上続く場合があります。
- 肝斑や診断未確定病変への強い照射で悪化することがあります。
よくある質問
シミ取り後に濃くなったら失敗ですか?
必ずしも失敗ではありません。かさぶたやPIHで一時的に濃く見える場合があります。治療前の輪郭、発症時期、色の変化を比較します。
いつ再照射できますか?
赤み、かさぶた、PIHが落ち着き、元のシミが残っていると確認してから検討します。病変と治療法で時期が異なるため、一律の日数では決めません。
シミ取り後のPIHはどのくらい続きますか?
数か月続くことがあります。紫外線、摩擦、炎症の影響を受けるため、同じ写真条件で薄くなり始めているかを確認します。
肝斑にもスポット照射できますか?
活動性の肝斑面へ強いスポット照射を重ねると悪化することがあります。分布を確認し、遮光、摩擦回避、外用・内服などを先に検討します。
スポットとルビーフラクショナルは何回必要ですか?
スポットは通常1回後に評価します。ルビーフラクショナルは初期2〜3週間ごとに5回を1クールとする院内設計がありますが、炎症やPIHが残れば間隔を延ばします。
参考にした一次情報・ガイドライン
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治療方法や費用について、診察で現在の状態を確認しながらご案内します。