ゴルゴラインをヒアルロン酸3本で整えて中顔面とあご先のバランスを考える
ゴルゴラインは線だけを埋めるより、中顔面の凹凸やあご先まで含めた重心を見た方が自然なことがあります。ヒアルロン酸3本で整えた症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2025年12月23日
- 公開日
- 2025年12月23日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、ゴルゴラインの相談でも、目頭から頬中央までのくぼみだけでなく、中顔面全体の凹凸を見ています。
元記事の症例では、ゴルゴラインを整えるだけでなく、あご先にほんの少し足して全体バランスを整えている点が特徴です。
診察では、どこへ支えを戻すと線が浅く見えるか、どこを少し補うと顔全体の重心がまとまるかを説明しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
ゴルゴラインは、皮膚表面の線だけでなく、中顔面の支持低下や頬の平坦さで強く見えることがあります。
ヒアルロン酸フィラーは、線の部分だけを浅くするのではなく、中顔面の支えや顔全体の凹凸を補う目的でも用いられます。
ときにあご先のごく少量補正を加えると、下顔面の重心が整い、結果として中顔面の見え方まで自然になることがあります。
ゴルゴラインは、線そのものより中顔面の凹凸として見ます
元記事でも、ゴルゴラインと顔全体の凸凹感を取り除くように注入したことが説明されています。
このタイプでは、線だけを追うより、中顔面のどこで支えが落ちているかを見る方が自然なことがあります。
中顔面に加えて、あご先の少量補正で全体バランスが整うことがあります
あご先のごく少量補正で下顔面の終点が整うと、中顔面の印象もまとまりやすくなります。
当院では、ゴルゴラインの上流と下流をつなげて見て、必要な場所へ役割を分けて配分しています。
3本でも、中顔面と輪郭の役割を分けて考えます
同じ3本でも、ゴルゴラインだけを浅くするのか、中顔面の支えを主役にするのかで見え方は変わります。
当院では、影の主役を確認しながら、必要ならあご先も含めて全体の重心を整える設計を行うことがあります。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- 3本使用時の目安 ¥231,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
ゴルゴラインを整えるときは、中顔面を主役にするか、あご先を少し補って全体バランスを見るかで配分が変わります。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、痛み、左右差が出ることがあります。
- 中顔面や鼻横では血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
- 線だけに注目して浅く埋めると凹凸が残ることがあるため、支え方を含めた設計が重要です。
当院では、ゴルゴラインを単独の線として扱わず、中顔面からあご先までの重心変化の中で配分を考えています。
References
根拠文献・専門情報
-
Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.
目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。
-
Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.
涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。
-
Hyaluronic Acid Fillers for Midface Augmentation.
中顔面の支持やボリューム補正でヒアルロン酸をどう使うかをまとめたレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. ゴルゴラインは線だけを埋めれば改善しますか?
一律ではありません。中顔面の凹凸や支え不足が関わる場合は、線だけより上流から整えた方が自然なことがあります。
Q. ゴルゴラインであご先も一緒に見ることがありますか?
あります。あご先のごく少量補正で全体の重心が整い、結果として中顔面の印象もまとまることがあります。
Q. 中顔面のヒアルロン酸で注意することはありますか?
腫れや内出血、左右差のほか、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。線だけに注目せず、中顔面全体の支え方で設計することが大切です。
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