経過症例フェイスラインヒアルロン酸

下顎ラインとあごをヒアルロン酸5ccで再調整して、下顔面の輪郭を整える考え方

下顎ラインは、頬を主役にしていた時期の設計から、フェイスラインとあごの終点を見直すことで印象が変わることがあります。2年10か月前の注入歴がある方へ5ccを再調整した症例をもとに、当院の考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2025年10月3日
公開日
2025年10月3日
更新日
2026年7月10日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 再治療では、主役にする部位が頬から下顔面へ変わることがあります
  4. 下顎ラインは、あごの終点まで見た方が整いやすくなります
  5. あご周りが整うと、全体がすっきり見えることがあります
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、下顎ラインの相談でも、フェイスラインだけでなく、あごの終点や下顔面全体の重心まで含めて見ています。

元記事の症例でも、以前は頬中心だった設計を、今回はフェイスラインとあご中心へ切り替えている点がポイントです。

再治療では、どこにまだ支えが残っていて、どこを下顔面側で補うと輪郭が整うかを説明しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

下顎ラインの見え方は、下顎骨の輪郭だけでなく、あご先の前後差、頬下の影、下顔面の軟部組織の支えが重なって決まります。

ヒアルロン酸フィラーは、あご先や下顎ラインの終点を補い、斜め顔や横顔での輪郭の連続性を整える目的でも用いられます。

追加注入では、前回の配分をそのまま再現するのではなく、現在の主訴に応じて主役部位を変えることがあります。

再治療では、主役にする部位が頬から下顔面へ変わることがあります

元記事では、以前は頬を中心に注入していた一方で、今回はフェイスラインとあごへ配分を変えたことが示されています。

同じ方でも、時間がたつと主役になる部位が変わるため、再治療ではその時点の輪郭バランスを見直すことが大切です。

下顎ラインは、あごの終点まで見た方が整いやすくなります

フェイスラインは下顎の線だけでは完結せず、あご先がどこで終わるかによって見え方が変わります。

当院では、下顔面の終点が自然につながるように、フェイスラインとあごを一続きの輪郭として配分しています。

あご周りが整うと、全体がすっきり見えることがあります

元記事でも、あご周りを中心に整えることでフェイスラインがすっきり見えたことが説明されています。

下顔面の終点がはっきりすると、実際に引き上げていなくても輪郭が整理され、全体がリフトアップしたように見えることがあります。

費用の目安

  • ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
  • 5本使用時の目安 ¥385,000
  • カテラン針使用料 ¥11,000

2年10か月前は頬を中心に整えていた症例ですが、今回はフェイスラインとあごを主役に再調整しています。必要本数は下顔面の終点をどこまで整えるかで変わります。

リスク・副作用・注意点

  • 腫れ、内出血、圧痛、左右差、凹凸感がみられることがあります。
  • 下顎ラインやあごでは硬さや出しすぎ感が目立つことがあるため、輪郭の終点を作りすぎない配分が重要です。
  • まれに血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。

当院では、フェイスラインを直線的に作るより、あご周囲まで含めた下顔面のつながりが自然かを確認しながら調整しています。

References

根拠文献・専門情報

  1. Aesthetic Plast Surg. 2023

    The Application and Efficacy of Hyaluronic Acid Fillers for Chin Augmentation.

    顎形成におけるヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を整理したレビューです。

  2. Aesthetic Plast Surg. 2019

    Facial Contouring by Using Dermal Fillers and Botulinum Toxin A: A Practical Approach.

    輪郭形成におけるフィラーの役割と設計の実際をまとめたレビューです。

  3. Plast Reconstr Surg Glob Open. 2022

    Long-term MRI Follow-up of Hyaluronic Acid Dermal Filler.

    MRIでヒアルロン酸の残存を長期評価した報告で、部位ごとの残り方の違いを示した論文です。

  4. J Drugs Dermatol. 2015

    Voluma: A Systematic Review of Clinical Experience.

    VYC-20L製剤の有効性、安全性、経過を整理したシステマティックレビューです。

よくあるご質問

Q. 下顎ラインのヒアルロン酸は、顎先も一緒に考えた方がよいですか?

そうした方が自然なことがあります。フェイスラインはあごの終点まで含めた輪郭として見た方が、斜め顔や横顔がまとまりやすくなります。

Q. 前回も5cc入れていたら、再治療でも同じ量になりますか?

一律ではありません。前回どこへ配分したかと、今どこを主役に見直すかで必要量は変わります。

Q. 下顔面を整えると全体が引き上がったように見えることはありますか?

あります。あご周りとフェイスラインの終点が整うと、輪郭全体がすっきり見えてリフトアップしたような印象になることがあります。

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