にきび跡と赤みが続くときの治療の考え方
にきび跡では、赤み、色素沈着、凹凸が重なって見えることがあります。当院で重視している見立てと、瘢痕治療の一般的な医学情報、参考文献を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年7月8日
- 公開日
- 2023年8月22日
- 更新日
- 2026年7月8日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。


Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、にきび跡をひとまとめにせず、活動性のにきびが残っていないか、赤みが主体か、色素沈着が主体か、凹凸が主体かを分けて確認しています。
凹凸がある場合は、アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型のどれが中心かを見て、ポテンツァ、サブシジョン、局所注入などを組み合わせる順番を考えています。
赤みや炎症が続いている時期は、施術だけを急がず、外用やスキンケアの見直し、活動性のにきびのコントロールを先に整えることも少なくありません。
General Medical Information
一般的な医学情報
にきび跡は、赤みや色素沈着のような色調変化と、萎縮性瘢痕のような凹凸に大きく分けて考えます。
萎縮性瘢痕は、アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型に分けて整理されることが多く、瘢痕の型によって向く治療が変わります。
系統的レビューでは、単一治療よりも、瘢痕のタイプや重なりに応じて複数の治療を組み合わせる方が改善につながりやすいと整理されています。
にきび跡は赤み・色素沈着・凹凸を分けて考えます
にきび跡と一言でいっても、炎症後の赤み、色素沈着、凹凸はそれぞれ見方も治療も異なります。
赤みが続いているのか、色が残っているのか、皮膚の構造がへこんでいるのかを分けて考えないと、治療の手応えが出にくくなります。
凹凸は瘢痕の型で治療を組み合わせます
凹凸が主体のにきび跡では、アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型のどれが中心かで、向く施術が変わります。
ポテンツァのようなRFマイクロニードリングは肌全体の再構築を見たいときに候補になりますが、癒着が強いローリング型や大きめのボックスカー型では、サブシジョンや局所注入を組み合わせた方が考えやすいことがあります。
活動性のにきびとホームケアも同時に見直します
にきびがまだ出続けている時期は、瘢痕治療だけを進めても、新しい炎症と赤みが重なってしまうことがあります。
そのため診察では、施術の選択だけでなく、外用、内服、洗顔、保湿、摩擦の有無も確認し、肌を荒らしにくい土台づくりを同時に行います。
費用の目安
- サブシジョン: 22cm ¥ 33,000 / こめかみ片側 ¥ 55,000 / 片頬半分 ¥ 55,000 / 片頬 ¥ 88,000
- ポテンツァ: 瘢痕治療・薬剤導入 全顔 1回 ¥66,000 / 3回 ¥188,100
公式料金表を2026-07-06に取得して自動整理しています。適応や範囲、回数、薬剤追加の有無で費用は変わることがあります。
リスク・副作用・注意点
- サブシジョンを含む瘢痕治療では、赤み、腫れ、内出血、色素沈着、かさぶたなどが出ることがあります。
- ポテンツァでは、部位により痛み、出血斑、一時的な赤みや腫れ、角質の脱落がみられることがあります。
公式施術ページを2026-07-06に取得して自動整理しています。実際の適応や注意点は診察時の説明もご確認ください。
References
根拠文献・専門情報
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Acne Scarring Management: Systematic Review and Evaluation of the Evidence.
萎縮性にきび瘢痕に対するレーザー、RF、サブシジョンなどの位置づけを整理した系統的レビューです。
-
Subcision: Indications, adverse reactions, and pearls.
サブシジョンの適応、注意点、有害事象を整理したレビューです。
-
Radiofrequency Microneedling: A Comprehensive and Critical Review.
RFマイクロニードリングの適応や併用の考え方をまとめたレビューです。
よくあるご質問
Q. にきび跡の赤みと凹凸は同じ治療で対応しますか?
同じではありません。赤みが主体なのか、凹凸が主体なのかで考え方が変わるため、診察ではまず何が中心かを分けて確認します。
Q. ポテンツァだけで改善しにくいにきび跡はありますか?
あります。癒着が強いローリング型や大きめのボックスカー型では、サブシジョンや局所注入を組み合わせて考えた方がよいことがあります。
Q. 赤みが続いている時期でも瘢痕治療はできますか?
可能なことはありますが、活動性のにきびや刺激の強いスキンケアが残っている場合は、まず炎症を落ち着かせることを優先するケースがあります。
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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。