WOUNDS & BURNS

切り傷・擦り傷・やけどの
形成外科治療

神戸・元町で、受傷直後から傷あとまでを見据えた診療

子どもの擦り傷を手当てする様子

切り傷・擦り傷・裂けた傷・刺し傷・咬み傷・やけどは、最初の洗浄や処置が大切です。

形成外科では傷の深さや汚れ、神経・血管・腱への影響を確認し、治った後の傷あとにも配慮して治療します。

緊急時

大量の出血、意識・呼吸の異常、広範囲のやけどは119番へ

当院は救急病院ではありません。意識や呼吸に異常がある、顔・首を含む広範囲のやけど、化学薬品や電気によるやけどなどは、救急要請または救急医療機関への受診を優先してください。判断に迷う場合は、救急安心センター「#7119」も利用できます。

WHEN TO VISIT

切り傷・擦り傷・やけどの受診目安

見た目が小さな傷でも、深部の組織損傷や異物、感染の可能性があります。次のような場合は早めにご相談ください。

傷が深い・大きく開いている
圧迫しても出血が続く
しびれや動かしにくさがある
砂・ガラスなどの異物が残っている
動物や人に咬まれた
顔・手・関節付近の傷
水疱がある・白色や黒色に変化した
赤み・腫れ・痛みが強くなってきた
受傷から時間がたつと縫合が難しくなる場合があります。傷をきれいに治すためにも、できるだけ早い受診をご検討ください。
TYPES OF WOUNDS

切り傷・擦り傷など、外傷の種類

外傷は、傷ができた原因と傷口の状態によって分類されます。

01

切創(切り傷)

包丁、カッター、ガラスなど鋭利なもので切れた傷です。手足では神経・血管・腱、顔では表情を動かす神経などの損傷を伴うことがあります。

02

擦過傷(擦り傷)

道路や壁などで皮膚表面が擦りむけた傷です。砂やアスファルト片が残ると、治った後に色が残ることがあります。

03

裂挫創

転倒や衝突などの強い力で皮膚が裂けた傷です。切り傷よりも周囲の組織が傷んでいることがあります。

04

刺創(刺し傷)

釘、木片、鉛筆など先の尖ったものが刺さった傷です。入口が小さくても深く、異物が残っている場合があります。

05

咬傷(咬み傷)

犬・猫・人などに咬まれた傷です。口内の細菌が入り込みやすく、感染に注意が必要です。

06

熱傷(やけど)

熱湯、蒸気、火炎、アイロン、低温の熱源などで生じます。薬品による化学熱傷、電流による電撃傷も含まれます。

FIRST AID

けがをした直後の応急処置

  1. 清潔なガーゼや布で圧迫する出血部をしっかり押さえます。手足の場合は、可能なら心臓より高く保ちます。
  2. 流水で汚れを洗い流す擦り傷などは水道水で砂や汚れを洗います。深く刺さった異物は無理に抜かず、受診してください。
  3. 清潔なガーゼなどで保護する傷口に触れ続けず、清潔に保って医療機関へ。市販薬を傷の奥に詰め込むことは避けてください。
擦り傷を清潔なガーゼで保護する応急処置のイメージ
咬み傷は小さくても受診を

動物や人に咬まれた傷は感染しやすいため、十分な洗浄と早めの診察が大切です。

TREATMENT

形成外科で行う外傷治療

傷を閉じるだけでなく、異物や深部損傷を確認し、機能と治った後の見た目に配慮して処置します。

診察・傷の評価

受傷した状況、時間、傷の深さ・汚れ・異物、神経・血管・腱への影響を確認します。

洗浄・異物の除去

傷の汚れを十分に洗い、必要に応じて砂、ガラス片、傷んだ組織などを取り除きます。

縫合・軟膏・創傷被覆材

傷の状態に合わせて、局所麻酔下での縫合、テープ固定、軟膏、創傷被覆材などを選びます。

感染対策とアフターケア

感染リスクがある場合は抗菌薬などを検討し、数日から1週間を目安に経過を確認します。抜糸後も必要に応じてテープなどで傷あとをケアします。

形成外科は、機能と傷あとまで見据えて治療します

顔や手足など目立つ部位、よく動かす部位の傷は、治療後の形や動きも大切です。傷の方向や部位に合わせて処置し、その後の経過まで確認します。

BURNS

やけど(熱傷)の深さと治療

01

まず、衣服の上から流水で約20分冷やす

衣服は無理に脱がさず、水道水などの流水を直接流します。水疱はできるだけ破らず、氷や保冷剤を直接当てないでください。手指のやけどでは、腫れる前に指輪を外します。

痛みが弱くても、深いやけどの場合があります

やけどは皮膚のどの深さまで損傷しているかでⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度に分けられます。深いやけどでは神経も損傷するため、痛みを感じにくいことがあります。

顔、手、関節、陰部のやけど、小さなお子さま・高齢の方のやけどは、小範囲でも早めに医療機関へご相談ください。

Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度のやけどが皮膚のどの深さまで達するかを示す図
分類主な見た目感覚傷あとの傾向
Ⅰ度赤み痛み・熱感通常は残りにくい
Ⅱ度水疱(水ぶくれ)痛み。深くなると弱まることがある深さにより残る場合がある
Ⅲ度白色・黒色、乾燥痛みや感覚が乏しいことがある残ることが多い
02

応急処置後の治療

軟膏ややけど用の創傷被覆材などを使用します。深さや範囲によっては専門的な治療や手術が必要になることがあります。

03

感染と傷あとへの配慮

細菌感染が起こると治るまでに時間がかかり、盛り上がった傷あとやひきつれにつながることがあります。治癒後まで経過を確認します。

子どものやけど予防を考えるイメージ

お子さまのやけど

子どもの皮膚は大人より薄く、深いやけどになりやすい傾向があります。熱湯や汁物、炊飯器・ポットの蒸気、ヒーター、アイロンなどを手の届く場所に置かないことが大切です。受傷した場合はすぐに冷却し、受診してください。

FAQ

切り傷・擦り傷・やけどのよくある質問

小さな切り傷や擦り傷でも受診できますか?

受診できます。傷が小さく見えても、異物が残っている、傷が深い、出血が続く、手指が動かしにくいなどの場合は早めの受診が必要です。

切り傷は縫う必要がありますか?

傷の深さ、開き、部位、受傷からの時間、汚れや感染の可能性を確認し、縫合、テープ固定、軟膏、創傷被覆材などから治療方法を選びます。

やけどをした直後はどうすればよいですか?

衣服を無理に脱がさず、衣服の上から水道水などの流水で約20分冷やします。水疱は破らず、保冷剤や氷を直接当てないでください。

傷あとが残らないように相談できますか?

形成外科では初期治療に加え、傷の状態に応じて軟膏やテープなどを使ったアフターケアを行います。ただし、傷の深さや部位などにより傷あとが残ることがあります。

CONSULTATION

小さな傷でも、早めにご相談ください

切り傷・擦り傷・やけどは、受傷直後の状態を確認できるうちに適切な処置を始めることが大切です。受診先に迷う場合は、お電話でお問い合わせください。

切り傷・擦り傷を形成外科へ相談するイメージ