RFたるみ治療の種類|DENSITY・ALLTITE・サーマクールの違い

RF(高周波)たるみ治療は、皮膚や皮下組織に電気エネルギーを流し、組織内で生じる熱を利用して引き締めを目指す治療です。ただし、DENSITY、ALLTITE、サーマクールは同じRFでも、電極の構造、熱の広がり、冷却方法が異なります。

大切なのは機器名だけで選ぶことではありません。皮膚のハリを整えたいのか、口横やフェイスラインを面で引き締めたいのか、脂肪を残したい部位があるのかを分けて考えます。

Medical Information

この記事について

公開日
2026年9月23日
最終更新日
2026年09月24日

画像・症例資料

RFたるみ治療は、熱の作り方と広がり方で種類が分かれます

RFは組織の電気抵抗によって熱を発生させます。電極から離れた対極板へ電流を流すモノポーラ、チップ内の複数電極の間へ電流を流すバイポーラ、電磁界を利用して組織内を加熱する方式などがあり、同じ温度表示でも熱が広がる範囲は同じではありません。

加熱直後にはコラーゲン線維の収縮による引き締まりが見えることがあります。その後は修復過程の中で真皮の再構築が進むため、直後だけで結論を出さず、同じ条件の写真で数週間から数か月の変化を確認します。

DENSITYはモノポーラとバイポーラを組み合わせます

DENSITYは6.78MHzのRFを用い、モノポーラRFとバイポーラRFを一つのショット内で順に届ける機器です。モノポーラで深く広い範囲を加熱し、バイポーラで表層寄りへ熱を重ねることで、輪郭の引き締めと皮膚のハリ・小じわを一緒に扱います。

毎ショットのインピーダンスを測り、照射前・途中・後の冷却を組み合わせる点も特徴です。頬、口周り、下顎縁、目周りでは皮膚の厚さと熱の感じ方が異なるため、同じ出力や重ね方を全顔へ一律に使いません。

ALLTITEは誘電加熱で広い面を温めます

ALLTITEはDLTDと呼ばれる誘電加熱を用いるRF機器です。電磁界の中で組織内に熱を生じさせ、頬、口横、フェイスラインなどの広い範囲を連続して加熱します。点状の熱を並べるより、面として引き締めたいときに検討する治療です。

当院では、表層から中層真皮を細かく扱うハンドピースと、広い範囲へ連続して熱を届けるハンドピースを部位で使い分けます。頬こけがある場所や脂肪を残したい場所は範囲を狭め、口横やあご下など重さが出る範囲へ配分します。

サーマクールはモノポーラRFで深く広く加熱します

サーマクールはモノポーラRFの代表的な機器です。対極板へ向かって電流を流し、真皮から皮下の比較的広い範囲を加熱します。皮膚表面を冷却しながら熱を届け、顔全体のハリ低下や輪郭のゆるみを扱います。

DENSITYもモノポーラRFを使いますが、バイポーラRFを同じショット内で重ねる設計が異なります。どちらが一律に優れるという比較ではなく、表層寄りのハリも同時に扱うか、モノポーラRFを中心に広く加熱するかで考えます。

DENSITY・ALLTITE・サーマクールを目的別に比較します

DENSITYは深部と表層寄りを一続きで加熱したい場合、ALLTITEは口元からフェイスラインを広い面で引き締めたい場合、サーマクールはモノポーラRFで深く広い加熱を行いたい場合に検討します。

比較表では、方式、主な熱の広がり、冷却、向く状態、慎重な状態を並べます。出力の数字やショット数は機器ごとに意味が異なるため、機器をまたいで単純比較しません。

皮膚が薄く頬がこけている場合

深部へ広く強い熱を入れることが目的ではありません。頬上部やこめかみのボリュームを残し、口横や下顎縁など引き締めたい範囲を限定します。

皮膚余剰や凹みが主な場合

熱治療だけで大きな皮膚余剰を置き換えることはできません。骨格や脂肪の減少による凹みにはヒアルロン酸、強い皮膚余剰には外科治療を含めて役割を分けます。

治療後は直後と数週間後を分けて評価します

施術後は赤み、熱感、むくみ、圧痛が出ることがあります。強い痛み、水疱、色調変化、長引く知覚の変化がある場合は早めの確認が必要です。

直後の輪郭だけでなく、同じ照明・距離・表情で4〜12週後の写真を比較し、追加治療の範囲を決めます。ペースメーカー等の植込み型電気機器、施術部位の金属、妊娠、活動性の皮膚炎・感染などは事前確認が必要です。

よくある質問

RFたるみ治療は脂肪を減らしますか?

RFの主な目的は組織を加熱して引き締めやハリを目指すことですが、方式、熱量、範囲によって脂肪層への影響は異なります。頬こけがある場合は脂肪を残す範囲を決めて照射します。

DENSITYとALLTITEはどう違いますか?

DENSITYはモノポーラRFとバイポーラRFを順に届け、深部と表層寄りを一続きで加熱します。ALLTITEは誘電加熱で頬から口元、フェイスラインの広い面へ熱を届けます。

DENSITYとサーマクールはどう違いますか?

どちらもモノポーラRFを用いますが、DENSITYはバイポーラRFも同じショット内で組み合わせます。サーマクールはモノポーラRFを中心に深く広い加熱を行う設計です。

RFとHIFUはどちらが向いていますか?

RFは面状の加熱で皮膚のハリや広い範囲のゆるみを扱い、HIFUは設定した深さへ点状の熱を届けます。脂肪量、頬こけ、たるみの深さから選びます。

RF治療のダウンタイムはありますか?

赤み、熱感、むくみ、圧痛が出ることがあります。まれに熱傷、色調変化、知覚変化が起こるため、強い痛みや水疱がある場合は早めにご連絡ください。

参考にした一次情報・ガイドライン

  1. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12743727/
  2. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12715571/
  3. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34923652/
  4. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC13133664/
  5. https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0035.html
  6. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/

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